ローラースケートを履いたローラースポーツ競技のあれこれ
ローラースケートを履きながら競技をするスポーツがあるのをご存知でしょうか。
テレビ放映される事がないので、身近にこれらのスポーツをしている方がいないと
知らない方も多いかと思います。
『スケートボード』や『スクーター』も含まれるローラースポーツを統括する日本の団体で
一般社団法人ワールドスケートジャパン(旧:日本ローラースポーツ連盟)という団体があります。
公式ホームページ 一般社団法人ワールドスケートジャパン
ここでは、大きくわけて、9つのカテゴリーのローラースポーツ競技を取りまとめています。
9つの競技はと言うと
・スケートボード
・スピード
・アーティスティック
・インラインホッケー
・リンクホッケー
・ダウンヒル
・フリースタイル
・ダービー
・スクーター
この、9つの中で、ローラースケート(車の4輪/クワッド)を履きながら競技をする
ローラースポーツが、「アーティスティック」「リンクホッケー」「ダービー」
となります。
「アーティスティック」
アイスフィギュアは皆さん知っていると思いますが、氷上ではない、木板の体育館や
ローラースケート場で、ローラースケートを履きながら音楽に合わせて演技を披露するのと
8の字を片足でバランス良く滑る「規定競技」(コンパルソリー)も含まれます。
日本では、クラブが5つほどで、競技者は、100人ほどでしょうか。
東北は秋田クラブ、東京は練馬クラブ、志村クラブ、東京ドームローラー×スケートアリーナ
四国は徳島のコンドークラブ、香川クラブ。
競技人口が少ない分、この競技を初めてから数年で、日本代表として選ばれて
国際大会へ出場する選手も少なくありません。
ヨーロッパはこの競技が盛んで、イタリアでアーティスティックの特訓に行かれた方から
聞くと、午前の学校が終わった後の午後は、みっちりこの競技を体育館で練習する人も
多いそうです。
ヨーロッパなど、海外はローラースケートが出来る体育館や施設が多いのも、競技者が
増える要因の一つとも思います。
「リンクホッケー」
こちらの競技も、ヨーロッパではプロリーグがあり、スペインではFCバルセロナのチームも
あり、テレビ放映がされるほどの、人気なスポーツです。
木製のスティックを滑りながら、硬質ゴムのパック(球)を器用に扱い、4人のフィールドプレーヤー
が相手のゴールを狙うローラースポーツです。
日本では、大学にローラーホッケー部がある大学が関東に5大学(連盟加盟大学、準加盟は3大学)
あり、この競技のほとんどは、大学生から始めるのが競技人口の9割を占めるほどです。
筆者の私も実は、このローラーホッケー部に入部したのをキッカケに、現在に至るのですが
現在、このローラーホッケー部がある大学が、東洋大学・立教大学・國學院大學・専修大学・
日本大学(生物資源学部)の5大学のみで、その昔には、私の知っている限りで、
東京国際大学・明治大学・早稲田大学・近畿大学・愛知学院大学にローラーホッケー部がありました。
社会人チームは現在、男子が7チーム、女子が2チームです。
「アーティスティック」競技同様、競技人口が少ないので、実際に大学から始めた学生が
日本代表として選ばれて、国際大会へ出場した選手もいる位です。
「ダービー」
このスポーツは、アメリカの「Whip it」という映画(ドリュー・バリモア監督)
日本では、「ローラーガールズダイアリー」という名称で、映画上映されていましたが
https://youtu.be/H6AOhfYOE3s?si=93CfAS2do65nLebF
それに取り上げられたの機に、爆発的にアメリカ中で女子チームが増加したのをきっかけに
他の国でも広まり、国際大会も行われるようになりました。
今から、4~50年前の日本で、ローラースケートが流行っていた頃にテレビ放映もされた
『ローラーゲーム』という人気スポーツがありましたが、それに近いもので、トラックを周回して
ポイントを競う競技となります。
日本でも、いくつかチームがあり、チームメンバーを募集しています。
(当店に、メンバー募集チラシ掲示中)
米軍基地にもこのチームがあり、日本の選手は、たまにパスポートを持って基地に入って
合同で練習する機会も設けているそうです。
この「ダービー」という競技は、ヨーロッパよりもアメリカの方が盛んで、競技人口が多いそうです。
このように、世間では知られていないローラースポーツという競技があるという事で
少し、興味を持ち始めて貰えたら嬉しいです。